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またあした

半夏生

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このところカメラに触ることもなかったのですが、
久々にバッグにカメラを入れて近所を歩いていたら、ふと目にしたポスターに『半夏生』の文字。





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それは建仁寺の塔頭『両足院』の特別拝観のポスターでした。
半夏生(はんげしょう)とは暦の名前であり、植物の名前でもあります。

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両足院の拝観は通常予約制(定員10名!)ですが、半夏生が見ごろをむかえる今だけ
特別に予約なしで拝観できるというので期日を見たらなんと今日まで!
しかもあと1時間あまりしかない、とわかって慌てて建仁寺へ雨の中テクテク。

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半夏生(はんげしょう)は雑節の一つで、半夏(烏柄杓)という薬草が生えるころ
(ハンゲショウ*カタシログサ*という草の葉が名前の通り半分白くなって化粧しているようになるころとも)。

七十二候の一つ「半夏生」(はんげしょうず)から作られた暦日で、かつては夏至から数えて11日目としていたが、現在では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日となっている。毎年7月2日頃にあたる。wikipediaより。


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半夏生のお花のように見える白い部分、実は葉っぱです。
お花は稲穂のようなクタっとした形をしていて地味なので、
この時期受粉を助けてくれる虫を呼び寄せるために葉っぱが目立つように進化したとか。
受粉が終わるとまた緑色に戻ってしまうそうです。不思議…。
なので白い半夏生が見られるのは、梅雨の今だけなのですが、
この珍しい現象を一般公開するのは今年が初めてだそうです。
ラッキーでした。
かなり好評だったのでおそらく来年も公開されるでしょう、とお寺の方がおっしゃってました。


DA 40mm F2.8 Limited
by chiering2 | 2008-06-22 20:37 | digi*K100D