またあした

6才のボクが、大人になるまで。

このところどんな映画を観ても、心から良かった!と思えなくて
感受性が枯渇したのかと諦めていましたが、ようやくこれは!という作品に出会えました。


3時間近い上映時間の中、特に何か起きるわけでもないのに、どうしてこんなに惹きつけられるのだろう。
6才の子供が18才になるまでの12年間を、同じ主要キャストで撮っていくという斬新さ。
今、西暦何年?彼はいくつになった?と表示しなくても時事ネタやモノを盛りこむことで理解させる自然さ。
そして彼自身、はじめはツルツルだったほっぺたにニキビができ、ひげが生え
高かった声も低くなるといったリアルな成長。
親の人生の選択に振り回される少年の思春期を、ハラハラしながら見守ることで目が離せなくなったのかもしれない。


この映画を撮った監督の『恋人までの距離(ディスタンス)』(原題: Before Sunrise)は
私の好きな映画ベスト10に入る作品ですが、同じように「特に何か起きるわけでもないのに惹かれる」映画で
Beforeシリーズとして、主人公たちのその後も描かれています。
淡々と会話を楽しみながら街を歩くだけ、なんですが。
これもベスト10に入りそう。


別れた父親と過ごす夏休みがとても魅力的で、すぐにでももう一度見たいシーンのひとつです。
[PR]
by chiering2 | 2015-01-22 19:42 | 写真以外の趣味